また、夫が休職になってしまう。
自分が働いて収入を得ていないから、いけないのだ。
今度こそ、短時間でも何でもいいから働かなければ。
自分が働けば、夫が休職してもここまで不安にはならない。
自分が変わるしかない。
けれども、働く事が怖くて心が動揺していた。
感情の波が押し寄せ、居てもたってもいられない。
この居ても立っても居られない不安の波が、産後うつの時の恐怖を呼び起こしそうで怖かった。
動揺した気持ちで車を運転していたら、信号待ちで後ろから追突されるというトラブルにも巻き込まれた。
「それどころではないのに！」
でも、こんな動揺したまま、車に乗るのは危険と家に戻った。
追突されただけで、双方怪我がなくて良かった。
少し落ち着こう、そう思った。
今となっては、自分がトラブルを招き寄せたのだなと思うことが出来る。
事故に遭っても不思議ではない心の状態だった、と思える。
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