人の脳と思考

人の脳は、いつも思考を行っています。
その数、何と1日に3万回とも5万回ともいわれます。
その思考のうち、８０％はネガティブな事を考えていると言われています。
さらに、１日の思考のうち９５％は昨日と同じ内容を繰り返しているそうです。

3万回としたら、2万4000回がネガティブな思考、2万8500回が昨日と同じ繰り返しの思考という計算になります。

確かに、なんとなくネガティブな事ばかり考えている自覚はある。
けれども、こうして数字を突き詰められたとき、どれだけ自分で自分を苦しめているのか、はっと気づかされます。

思考が、このようにネガティブになるものになるのなら。
まずは、この事実を知ること。
そして、ネガティブな思考になっている、と自分で気づくこと。
これが最も大切だと思う。
ネガティブな思考を、強制的に止める、違うことを考える、好きな事楽しい行動をとる。

思考が、繰り返すものであるのなら。
それは、自分の力でコントロールが可能かどうかを考えてみる。
誰かに言われた言葉について考えることや、人に嫌われたかもしれないなどの思い。
既にしてしまったことへの後悔、漠然とした不安。

自分がどうしようもできないことを、繰り返し考えても永遠に答えは出てこない。
とはいえ、ネガティブな思考に捉われ抜けられなくなることは、常にあります。

まずは、知ること。
そして、気づくこと。