先日、下を向いた瞬間、心臓の痛みを感じた。
あ、心臓だ。
と分かる、普段は感じない場所の、普段は感じた事のない痛み。
すぐに痛みは消えたものの、心臓の存在を確かに感じた。
数日後、瞑想の前にイメージしてみた。
自分が思い浮かべることのできそうな、臓器、場所、身体の一部一部。
心臓、肺、肝臓、すい臓、胃、腎臓、小腸、大腸。
脳、子宮、骨、リンパ液、血液。
普段、意識することもないのに、常に働き続けている。
普段、存在すら忘れている。
皮膚、爪、髪の毛。
手足、5本の指、目、鼻、耳、口。
普段、当たり前のように思ってしまっていた。
目が見えること。
匂いが嗅げること。
耳が聞こえること。
物が食べられ、話せること。
手が使えること。
どこにでも、歩いて行けること。
どこにも不調を感じない事が、当たり前の状態だと思っていたことに気づく。
全然、当たり前ではなかった。
今この瞬間も、身体のそれぞれの器官が働き続けている。
と、思っていたら、涙が止まらなくなっていた。
自分にはまだできない、こんなことも不足している。
つい、日常の中で色々な不足感が出てきてしまう。
でも…
すべて、もうある。
すべて、もう持っている。
これ以上、何の不足があるというのか?
そんな気持ちになった。
自分の身体を労うことは大切なこと。
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