黒い感情

日常

自分のどす黒い感情が垣間見えて、がく然とすることがあった。
まさか…。
信じたくなかった。

相手の言葉に、少し違和感を感じる。
いい関係でいるはずなのに、なぜかこの時ばかりは違和感を感じて言葉が入らない。
つい、思ったままの違和感をSNSのやりとりで伝えてしまった。

相手の人が、明らかに慌ててしまった。
私の反応が想定外だったのだろう。

言葉で一生懸命に説明しようとする。

その時に、ふっと自然に現れた自分の小さな反応を、見過ごすことができなかった。

小さくため息をつき、小さく笑った、そんな感覚が自分の中にあった。
気づいた直後に、自分の中にあるどす黒い感情に嫌悪感を感じた。

私はこんな反応をするのか。
私はこんな感情を持っているのか。

正直に思ったままを伝えた。
ここまでは、いい。

ただ、相手が(誰かが)慌てたり、困ったりした時に、小気味いいと感じるものを持っていた。

普段は、逆だと思っていた。
実際、困っている人を手助けしたい、喜んでもらえてうれしかった。
そう感じる事の方が多いと表面上では思っていた。

けれども、自分が慌てたり困ったりするのを小気味よく思われているな、と感じたことも多々あった。
学校や職場などで、嫌な思い出として残っていた。

そして、自分もどこかで人が困っているのを、困っているなとただ観察することも多々あった。
あの人どうするんだろう…とか。
その中には、自分も小気味よく思っていた時があったのだ、と思い知らされる。

自分にこういう感情があると、認め受け入れるしかない。
自分もこういうものを持っている。

自分で気づかないものは、手放せない。
ブログで書くということで、少しでも手放したい。

人の中に見るどす黒さよりも、自分の中に見えたどす黒さの方が、はるかに見たくないものだった。

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