経験した人にしか分からないことがある。
経験したことがある人の言葉しか、届かないことがある。
あるセラピストさんから聞いた話。
末期がんの患者さんに対して、セラピストとして寄り添う。
一生懸命、話を聞き寄り添う。
けれども、がん患者さんの痛みや苦しみは、想像することしかできない。
自分の苦しみ、痛みが本当には分からない人の言葉が響かない。
どんなに頑張っても。
がんを患いがんを克服したセラピストさんの声だったら、きっと届くのだろう。
そんなジレンマを感じていたそうだ。
経験した人にしか分からないことがある。
経験したことがある人の言葉しか、届かないことがある。
今、苦しい経験をしている人に。
あなたのその苦しい経験が、いつか誰かの役に立つ。
いつか乗り越えた時に、あなたの話を聞いて救われる人がいる。
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