紅葉の季節。
自然の中に行くと、気持ちが落ち着く。
自然の中を歩いていると、だんだん雑念がなくなってくる。
風の音や、水の音、鳥の声、虫の羽音。
自然と一体になって、整っていく感じがする。
山頂で景色を眺めると、今ここには悩みも嫌なこともなくなっている。
ただ、今ここにいる感覚。
そんな時には、ありのままの自分になっている。
山頂での15分の会話。
素の自分、ありのままの自分で、ただ心に思ったことを話す。
そうして、初めて実感を伴って知ることができた。
「あなたと、ただ話したいだけの人はいる。」という言葉。
私と話したいと思ってくれる人なんて、数少ない友人しかいないと思っていた。
何か楽しい話題を提供できるわけでもない。
知識や経験も少なく、無知と思われ見下されるのが怖い。
話がつまらなくて退屈なのではないか、と空白の時間が怖い時もあった。
何かしゃべらなくちゃと、焦って空回りして気まずくなることもあった。
どこかで、人にどう思われるか、人にどう見られるか、人に嫌われないか、そればかり気にしていた。
世間体や、常識を気にして、話す言葉を選ぶのに一生懸命になっていた。
本当に思っていることが、どんなことなのか。
シンプルなことが分からなくなっていた。
ライフコーチの勉強をして、本当の素の自分に繋がる時間を意識して増やしてきた。
世間体や、人にどう思われるかが、だんだん気にならなくなってきた。
日常の中に、安定した時間が増えてきた。
山に登り自分が整うことも、静かに瞑想することも、ただ景色をぼ~と眺めることも、
本当の素の自分になっている時。
そんな時に、本当の気持ちを語り共感できたことに、喜びを感じた。
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